科学の先生の心霊話(((;゚Д゚)))

タイトルが突然過ぎますねw

九州サイエンスラボの公式YouTubeにはうちの子どもたちを出演させ始めました。

上の子(こと)は心霊現象が大好き。

心霊スポットに行って、YouTube動画を撮りたいと言い出します(;^_^A

お仕事の一環なのでやめてほしいw

なんでしょうね。小学生の頃って、ハマる人はハマりますよね…。

そこで今日は、科学の先生が心霊現象の一部をご紹介します。

よくある話ですが、子どもの頃に「見えないものが見えた」という人がいます。

あるいは最近、お子さんに「あそこにオジサンがいるよ」とか家の中で恐ろしい事を言われた経験のある保護者さんもいらっしゃるでしょう。

心霊現象にハマったために嘘をついていたり、自分に構ってほしいという現れであることもあるかもしれませんが、そうでなければ実は本当に見えています。

でも見えているのは幽霊ではありません。

「不思議の国のアリス症候群」という変わった名前の病気があります。

子どもの頃に発症する人は結構多いので「病気」というほどのものではないかもしれません。

多くは、大人になるにつれ無くなります。

不思議の国のアリスの世界のように、自分自身や自分がいる空間が大きくなったり小さくなったり、風景の色が変わったり、そこに存在しないものが見えるという症状が現れます。

色々な見え方があるでしょうが、とにかく幻覚が見えるのです。

実は、不思議の国のアリスの作者は、この病だったのではないかと言われています。

多くは大人になると幻覚が現れなくなりますが、将来的に偏頭痛を持つ人が多いようです。

実は、うちの子の次女(かな)がこの症状。

一番下の三女も、小人が見えたことがあり、実体験済みです。

ちなみに、不思議の国のアリス症候群ではありませんが、芥川龍之介の「歯車」は、「閃輝暗点」という症状から来ていると言われています。

私も1度だけですが閃輝暗点が起きたことがあり、確かに視界の真ん中にギザギザキラキラした歯車が現れます。

これが視界から消えると、強い頭痛が発生します。

芥川龍之介も頭痛に悩まされていたと言います。

前兆のあるタイプの偏頭痛をお持ちの方は、経験されていることがほとんどだと思います。

どちらの病も、脳の活動異常なので頭痛に関連付いているのですね。

もう一つ「オーラが見える」という人がいます。

見えない人で「また嘘ついてる」とか、「変なヤツだ」と言う人がいますが、

おそらく本当に見えています。

実はこれ、「共感覚」というものです。

よくある共感覚は「数字に色が付いて見える」というもの。

通常だと、数字と色には密接な関係は無いのですが、脳の中で数字を思い浮かべると色の記憶が引き出される症状(能力?)を持つ人がいます。

実は、うちの長女と次女は、数字に対する共感覚の持ち主だと、つい一週間前ほどに知りました。

他にも、文字を見て味を感じたり、音にも色が見えたり、いろいろなタイプの共感覚があります。

皆さんは他人を見て「優しそう」「怖そう」「うれしそう」「機嫌が悪そう」「顔色が悪いな」と、いろいろなことを感じ取りますよね?

その読み取った感覚が色になって見える人が「オーラが見える人」です。

ですから、霊能力ではありません。

オーラが見える人の中で「今日のあなたは〇色だから、注意した方がいい」と言う人がいます。

でも実は、共感覚を持っていない人が「今日は顔色が悪いね。大丈夫?」と言っているのに近いと思います。

ただ、色にイメージが飛び込んでくるので、より直感的に感じるようです。

音楽コードに色が付いて見える音楽家は、特に役立つことがあるそうです。

オーラが見えると言うと、信じてもらえないから黙っている、という方もいらっしゃいますが、ぜひ今日からは堂々と「共感覚の持ち主」と言ってください。

とっても科学的な現象なのです。

貴方が見ている世界は、目や耳や皮膚感覚で受け取った刺激を、貴方の脳が解釈して作り出した世界です。

脳の働きには個性があるので、解釈も少しずつ違います。

全ての人が同じ世界を見ているとは限らないのです。

という、生物学のお話でしたw

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